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2025.11.02森の不思議な力

森の不思議な力:「126」 : 令和7年11月 「ドングリ」

 ドングリのなる木は人里近くにあり、縄文の時代から人々の生活と密接に結び付き、今日まで我々の日常生活を支え続けてきました。材は堅く建築、家具、器材、燃料に、ドングリは食糧として利用されてきました。 今でも子供たちの楽しい遊びの材料になるだけでなく、自然観察の大切な材料にもなっています。ドングリという名の木はありませんが、ドングリと呼ばれる種子の出来る木はブナ科の木で日本各地の雑木林の主役として活躍しています。 そこで、ドングリのなるブナ科の木、30号でも紹介していますがもう一度見てみましょう。

1.ブナ科の共通点

2.異なった性質

 ブナ科の植物は日本全体に分布しているので、それぞれの地域で生活できるように下記のような異なった様々な性格を身に付けました。

3.昆虫との関係

 秋になる前に熟していない青いドングリが落ちています。これは、チョッキリ虫がドングリの中に卵を産み付け幼虫を育てているのです。ドングリの中の幼虫は外敵から身を守り安全に生活することができるのです。風媒花と虫媒花があり虫媒花の花の匂いは独特です。

4.雑木林の主役

スダジイ、ツブラジイ、マテバシイなどクチクラ層で葉をコーテングしている常緑の陽樹は暖温帯地方(九州、四国、中国地方など)の雑木林(照葉樹林)の構成種であり、海岸地帯の温暖な場所では東北地方まで広がっている。 落葉の陽樹であるコナラ、クヌギなどは温帯地方(関東地区を中心とした場所)の雑木林の構成種。また落葉樹のミズナラ、ブナ、カシワなどは冷温帯地方(主に東北・北海道地方)の雑木林の主です。
 シラカシ、アラカシ、アカガシなど常緑の陰樹は、放置された落葉広葉樹林や植林地に入り込み常緑樹林に変えようとしています。個々の詳しいことは図鑑、専門書でお願いします。